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ジョジョの奇妙な冒険「第5部」|荒木飛呂彦

ジョジョの奇妙な冒険

子どもの頃に週刊少年ジャンプを読んでいましたので、ドラゴンボールのついでにジョジョの奇妙な冒険も読んでいました。当時はあまり好きにはなれず、それ以来まっすぐ向き合うこともなく――

そうこうしているうちに結婚し、ふと本棚を見ると『ジョジョの奇妙な冒険』が並んでいます。妻との会話の端々には、「ジョジョ」に関するネタが混じっています。数年間はあまりしらないふりをしていました。しかし、いつのまにかなんの気なしに、すこしずつ読んでいました。

第5部

手にとった本には第5部と書いていて、30巻から39巻ですので、全部で10冊もありました。数日かかりましたが、大人になってから読むと、妙におもしろかったです。画もうまいですし、単純にデザインがかっこいいと思いました。

夏目漱石とおなじで子どもにはわかりにくい漫画のような印象を受けました。わからないわけではないのですが、少なくとも子どもの頃の私にはむずかしかった。今でもだいぶむずかしいですが――

終盤には作者のスタンス、こだわり、自分が信じているもの、生きかた、そんな類いのメッセージが、勝手にですが伝わってました。
また、根気よく丁寧に仕上げられており、これだけの世界は苦労なしには描けないことがすぐにわかります。

作者は個性を作品に充満させます。逃げる姿勢は見えません。
個性的なものは時代が変わっても生き残っていく――

荒木飛呂彦氏の魅力に、ずっぽりと惹きこまれました。