あくまでも「ブログ」。

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一六タルト|一六本舗

四国銘菓、一六タルト

土産をあまり買わない祖母が土産をくれました。

四国愛媛の道後へ行ったそうで、一六本舗の一六タルトを買ってきてくれました。

母から聞いたのですが、土産を買うつもりはなかったのだけれども、
「あまりにも周囲が買うので、自分だけいらないという雰囲気になる」ことにためらいを感じたそうです。

こちらへ届いた理由はどうあれ、おいしいです。
しっとりふっくらした生地と、なめらかな餡。

愛媛県産の柚子を使用している定番の「柚子」は言うまでもなく、福岡県産のあまおう苺のジャム使用の季節限定の「あまおう苺」もいい感じでした。「しょこら」や「抹茶」などもあるみたいです。

「しょこら」がどうなっているのかはしりませんが、中をクリームにすれば、ほぼロールケーキのところを、餡を軸に据えているかぎり、明治に先駆け、未来永劫、和魂洋才が受け継がれていきます。
異国との海上交流を彷彿させる箱のデザインも――

小さい頃からみたことがあるお菓子で、それほど好きではなかったはずなのですが、歳を重ねると味覚や趣向の変化や、若干なのか多分なのか、いくらかのノスタルジーも加わり、余計においしく感じました。

愛媛とか松山とかを耳にすると、すぐに夏目漱石氏『坊っちゃん』を連想――

一八九五年、漱石は中学の英語教師として四国松山に赴いた。松山で『坊っちゃん』の素材を得、子規との共同生活を通じ俳句に親しんだ。翌年五高教師として熊本に赴任。(『文豪・夏目漱石――そのこころとまなざし』江戸東京博物館・東北大学編)

近所のスーパーで四国フェアをしていた時に買った「坊っちゃんだんご」も、この会社一六本舗の商品でした。
落語を聞いているかのような小説、それでいて、これからの日本の行く先を真正面から見つめている小説、『坊っちゃん』大好きです。